大麻概要

 大麻には多幸感をもたらす、食欲を増進するなどの薬理作用があり、日本では大麻取締法による規制を受ける麻薬(痲薬)の一種に分類されています。日本では、無許可所持は最高刑が懲役5年、営利目的の栽培は最高刑が懲役10年の犯罪である。
イギリスの薬物乱用防止法[3]では薬物の危険度順 (ABC) に分類し、大麻はクラスBに分類されている(2009年1月よりクラスCから再度格上げ)。オランダのあへん法においては、ソフトドラッグの区分に分類されています。世界ドーピング防止規程では、興奮剤やヘロイン等の麻薬と共に大麻の主成分であるカンナビノイドをスポーツ競技会における禁止薬物としており、アルコールと共にカンナビノイドが特定物質とされています。長野オリンピックのスノーボードの試合で金メダルを獲得したロス・レバグリアティがドーピング検査の結果大麻の陽性反応が出たため、メダルが剥奪されかけたが、オリンピックの時点では、まだ大麻を吸っていなかったことなどから、最終的に処分は取り消されています。
アサの葉及び花冠に含まれるTHCや他の物質は、カンナビノイド受容体に作用し陶酔作用を引き起こします。アサの成分は品種によって大きく異なり、THC以外に含まれる成分のバランスによって効果に違いが生じる。特に、ラマルクにより命名された亜種のインドアサ (C.indica Lam) は2000年以上前から中央アジアで品種改良され、一般的な大麻より多くの陶酔成分を含むので一般に嗜好品としての大麻と言えばこのインド麻を指します。嗜好品としてだけでなく日常的な労働の中でも用いられます。ただし、大麻を含め麻薬は当地でも違法であり、厳重に処罰されます。しかし、特に最近インドでは大麻やハシシの所持や密輸未遂などで逮捕される日本人が増加しています。
産業用のアサは、陶酔成分が生成されないよう改良された品種が用いられます。また、品種が同じでも産業用と嗜好用とでは栽培方式が異なります。前者は縦に伸ばすために密集して露地に植えられる方式が主であるが、後者は枝を横に伸ばすために室内栽培が多い。そのため嗜好目的のためのアサを産業的栽培だと偽って栽培するのは困難である。また、大麻成分の研究が目的の場合、合成のカンナビノイドが使用されるため、栽培はされない。古来より日本で栽培されてきた大麻は幻覚成分であるTHCの含有量が少なく、日本には大麻を吸引する文化はなかったとされるが、麻畑では麻酔いと呼ばれる精神作用があることが知られていました。